2026.03.31
太宰府市で進めてまいりました、築50年の瓦屋根から最新の屋根材への葺き替え工事。 前回は、お家を苦しめていた数トンの瓦と土を下ろし、腐食した下地を強固な「野地板」と「防水シート」で再生させるまでの様子をお伝えしました。 いよいよ今回は、いよいよ仕上げの工程である「オークリッジスー…
太宰府市にて進めております、築50年の瓦屋根から最新屋根材「オークリッジスーパー」への葺き替え工事。
前回の記事では、雨漏りの深刻な現状と、なぜ「葺き替え」が必要なのかという決断の背景をお伝えしました。
いよいよ現場が動き出しました。
今回は、葺き替え工事の最重要局面とも言える「既存瓦の撤去」から「強固な下地作り」までの様子を詳しくレポートします。
屋根を剥がして初めて見えた、50年目の真実とは――。
工事の第一歩は、お家の周りを囲う「足場」の設置です。
「屋根の工事になぜ足場が必要なの?」と思われるかもしれませんが、葺き替え工事において足場は命綱です。
職人の安全確保: 築50年の瓦屋根は非常に滑りやすく、古い瓦を運び出す際の安全を確保します。
近隣への配慮: 古い瓦や大量の「葺き土」を撤去する際、埃や破片がご近所に飛ばないよう、飛散防止ネットを張るためにも不可欠です。
足場を組み上げ、メッシュシートでお家を包み込むことで、ようやく本格的な撤去作業が可能になります。
足場に登り、実際に屋根を間近で点検すると、下からの調査では見えきれなかった深刻な劣化が次々と明らかになりました。
瓦は水分を吸い込み、表面はボロボロ。
瓦と土をすべて慎重に下ろしていくと、雨漏りの直接的な原因が姿を現しました。
瓦の下に敷かれていた「防水シート(ルーフィング)」は、紙のようにペラペラで、至るところに穴が開き、手で触れるだけで粉々に砕ける状態でした。
シートを剥がすと、その下の「野地板(のじいた)」と呼ばれる木の下地は、雨水を吸い込み続けて真っ黒に腐食していました。
室内から見えていた「空の光」は、この防水シートと野地板が完全に消失し、穴が開いていた場所だったのです。
この状態では、どれだけ表面を補修しても雨が止まるはずがありません。
雨漏りの根源を断つため、新しい合板(構造用合板)を屋根全体に隙間なく敷き詰めます。
これが葺き替え工事の大きなメリットの一つです。
強度の回復: 新しい板を張ることで、屋根全体の剛性が高まり、歪んでいた屋根のラインがビシッと整います。
耐震性の向上: 建物全体の「ねじれ」に強くなり、地震の揺れに対しても踏ん張りが利くようになります。
職人が一枚一枚、お家の骨組みにしっかりとビスで固定し、新しい屋根材を支える「強靭な土台」を再生させていきます。
新しくなった野地板の上に、最新の「防水シート(ゴムアスファルトルーフィング)」を敷き込みます。
これが雨漏りからお家を守る「最後の砦」です。
昔の紙製のシートに比べ、現代のゴムアス系シートは非常に破れにくく、釘穴を自ら締め付ける性質があるため、防水性能が格段にアップしています。
軒先(屋根の端)から棟(頂上)に向かって、規定の重ね幅を厳守しながら丁寧に張り進めます。
このシートが張り終わった時点で、ようやく雨漏りの心配はゼロになります。
施工中、万が一雨が降っても、もう家の中に水が入ることはありません。
今回の太宰府市の工事で、お家を苦しめていた「数トンの重み」と「ボロボロの防水層」が取り除かれ、真新しい強力な下地へと生まれ変わりました。
屋根工事において、完成後に見える「屋根材」はほんの一部です。
本当に大切なのは、今回レポートした「下地」の部分。
ここを疎かにすれば、どんなに良い屋根材を載せても数年でトラブルが再発します。
街の屋根やさん筑紫野店では、築50年を超えるような難しい現場ほど、この「下地作り」に一切の妥協をいたしません。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん筑紫野店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.