2026.02.28
「数年前に塗装したばかりなのに、もう色あせている」「また屋根にひび割れが見つかった」太宰府市にお住まいのお客様から、このような切実なご相談をいただきました。実は、築年数が経過したお住まいで、最も多いお悩みが「塗装の繰り返しによる限界」です。今回は、なぜ塗装では解決できなかったのか…
築35年、これまで大きなトラブルがなかったからこそ、「そろそろかな」と思いつつも、ついつい後回しにしてしまいがちなのが屋根のメンテナンスです。
しかし、屋根の専門家から見れば、その「黒ずみ」は単なる汚れではなく、お住まいが発している「SOS」です。
今回は、小郡市での屋根調査の結果をもとに、スレート屋根の寿命と、見逃してはいけない劣化症状について詳しく解説します。
| 築年数 | 35年以上 |
| 既存屋根 | スレート屋根 |
| ご相談のきっかけ | 「屋根全体の黒ずみがひどく、近所の家がリフォームしているのを見て不安になった。雨漏りはしていないが、状態を見てほしい」とのことでした。 |
屋根が黒く見えていた最大の原因は、「カビ」と「苔」でした。
通常、スレート屋根は表面の塗膜によって守られていますが、築35年ともなるとその防水機能は完全に消失しています。
裸の状態になったスレートが雨水を吸収し、常に湿った状態になることで、カビや苔の絶好の繁殖地となっていました。
スレート屋根は、セメントと繊維を混ぜて薄く成形した屋根材です。
安価で軽量なため広く普及していますが、「屋根材自体には防水性がない」という最大の特徴があります。
スレートの命は「塗膜」
スレートの防水性は、表面の薄い塗装膜に依存しています。
メンテナンスの目安
本来は10年〜15年ごとに再塗装が必要です。
寿命の限界
適切に手入れをしていても、30年が限界と言われています。
今回のように35年無メンテナンスの場合、屋根材としての機能はすでに終わっていると考えなければなりません。
屋根の黒ずみ(カビ)は、見た目の美しさを損なうだけではありません。
実は、家族の健康リスクにもつながる可能性があります。
屋根材が水分を含み、その下のルーフィング(防水シート)や野地板(下地木材)に湿気が溜まると、屋根裏にカビが充満します。
このカビの胞子は、24時間換気システムや隙間を通じて室内へと入り込みます。
「原因不明のアレルギー症状が出始めた」というご相談を調査した結果、実は屋根裏のカビが原因だったというケースも少なくありません。
✅屋根をきれいにすることは、家族の健康を守ることと同義なのです。
多くの方は「雨漏りがしてから修理を考えればいい」と考えがちですが、それは大きな間違いです。
・修理費用の増大
屋根材だけを直せば済む段階(カバー工法など)を過ぎて雨漏りが始まると、天井の張り替え、断熱材の交換、柱の防腐処理など、費用が数倍に膨れ上がります。
・シロアリの誘発
湿った木材はシロアリの大好物です。屋根から浸入した水が壁を伝い、基礎部分のシロアリを屋根裏まで呼び寄せることになります。
・突然の崩落リスク
下地が腐食した状態で台風や地震が来ると、屋根材が剥がれ落ちるだけでなく、最悪の場合、屋根全体が崩落する危険性もあります。
筑紫野市のお客様の屋根は、まさに「限界」を超えようとしていました。
しかし、今の段階で適切な処置を行えば、家全体を壊すことなく、新築時以上の強さを取り戻すことができます。
今回、私たちはこの「寿命を迎えたスレート」を剥がさずに、上から最強の屋根を被せる「屋根カバー工法(ルーガ鉄平)」をご提案しました。
次回の記事では、その具体的なメリットと、なぜ私たちが「ルーガ」を推奨するのかについて詳しくお話しします。
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