初めてお伺いした際、お客様は外壁の全体的な色褪せと、触ると手に白い粉が付くチョーキング現象に悩んでいらっしゃいました。
しかし、表面的な劣化以上に深刻だったのは、お客様の「塗っても塗っても、結局またすぐダメになる」という諦めのような言葉でした。

✅お客様のご要望

長持ちする塗装

この本音を聞き、私はお客様が求めているのは「単なる色の塗り替え」ではなく、「今後数十年間の安心と信頼」であると確信しました。
既存の外壁は窯業系サイディングで、塗料の選択と下地処理の精度が、長寿命化の鍵を握ります。

外壁調査で確認された問題点

詳細な外壁調査を行った結果、いくつか重要なポイントが見つかりました。

チョーキング（白亜化）の発生

外壁表面の塗膜が紫外線により分解され、粉状になっている状態が広範囲に確認されました。
これは塗膜の防水性能がすでに落ちていることを意味します。

前回の別の業者で行われた際「ケレン」が不十分だった

前回の塗装時に、既存の塗膜や汚れを剥がす「ケレン（下地研磨）」が不十分であった可能性が推測されました。
下地処理が不十分だと、いくら高性能な塗料を塗っても、密着性が悪なります。

アステックペイント「リファイン1000MF-IR」による外壁塗装

お客様の「長持ちさせたい」という強いご要望と、前回の下地処理不足による再劣化のリスクを踏まえ、私たちは超高耐久・高機能塗料「リファイン1000MF-IR」をご提案しました。

高耐久塗料リファイン1000MF-IRの強み

• 超低汚染性
  汚れが付着しにくく、雨で洗い流される特性があり、チョーキングの発生を極限まで抑え、美観を長期的に維持します。

• 遮熱性（IR）
  近赤外線（熱）を反射する機能があり、建物内部の温度上昇を抑え、冷房効率の向上と省エネに貢献します。

• 高耐候性
  フッ素塗料に匹敵する、非常に長い耐用年数を誇ります。

建物をモダンで立体的に見せるツートンカラーをご提案

• 1階
  落ち着いた大地のカラー「ヤララブラウン」

• 2階
  明るく上品なトーンの「ライトラテ」

• 付帯部（軒天、雨樋、シャッターボックス、水切り板金）
  全てをブラックで統一することで、外壁の色を引き締め、モダンでシャープな印象へと刷新しました。

外壁塗装工事の工程

洗浄

塗装する箇所の洗浄を行います。
古い塗膜や汚れを落とすことで、塗料の密着を高めます。

外壁施工前

外壁塗装前は、白っぽく色褪せが主じていました。
塗膜の防水機能が失われ、雨漏りリスクが高い状態です。

下塗り

塗料の密着を高めるための下塗りを行います。

中塗り

アステックペイントのリファイン1000MF-IRを使って塗装していきます。

上塗り

同じ塗料を重ねて2度塗布します。

付帯部塗装：雨樋ケレン作業

古い塗膜を研磨します。
塗料がしっかり密着するため、丁寧な作業が求められます。

上塗り

付帯部はブラックを使用しました。

上塗り2回目

同じ塗料を使用して重ね塗りします。
塗膜に厚みをもたせ、色むらを防ぎます。

付帯部：基礎

基礎施工前

下塗り

下塗りを行い、塗料の密着性を高めます。

中塗り

ホワイトを使用しました。

上塗り

同じ塗料を重ねて塗ります。

「リファイン1000MF-IR」でおしゃれなツートンカラーの住宅に！

筑紫野市のお客様の住宅は、色褪せやチョーキングによる不安から解放され、超高耐久の「リファイン1000MF-IR」をまとったモダンな装いへと生まれ変わりました。

仕上がりは、ヤララブラウンとライトラテの境界線がビシッと決まり、ブラックの付帯部がアクセントとなり、シャープで高級感のあるツートンカラーが実現しました。
お客様から「こんなにメリハリが出るとは思わなかった」と大変喜んでいただけた時、私たちのこだわりが報われたと感じました。